腸によるトラブル

ニキビなどの肌トラブル

意外に思う方もいるかと思いますが、腸と肌は密接に関係しています。

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胃で消化分解された後、小腸でさらに消化吸収され、大腸で残りを吸収し、便を形成して排泄します。
この循環の乱れ、すなわち腸内環境にトラブルが起こると、栄養素の十分な消化吸収ができません。

さらには老廃物を排泄する機能が弱くなり、悪玉菌が便を腐敗させ有害物質を作り出しています。
この有害物質は血液を通して身体中をめぐり、最終的な排泄器官である肌にトラブルとなって排泄されるのです。

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その結果の代表例はニキビです。
思春期に多く現れるニキビですが、大人になってもニキビが現れることがあります。
これは腸内環境が悪化しており、本来は便として排泄している老廃物が腸内に溜まってしまっているのです。

ニキビといえば顔にできるものという認識が一般的ですが、腸内環境の状態が悪ければ顔だけでなく、首や背中、胸元にもニキビはできるのです。
それではニキビを治すためにはどうすれば良いのでしょうか?

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ニキビの原因としてもっとも分かりやすいのが便秘です。
便秘の状態とは、腸内環境が正常に機能しておらず、本来は排泄されるはずの便が腸内に留まり老廃物となっている状態です。
この留まってしまった老廃物を排泄することでニキビを治すことが可能です。
下記のようなことで溜まった老廃物を排泄することができます。


1.食物繊維を摂取する

食物繊維には2種類存在します。
ひとつは「水溶性食物繊維(水に溶ける)」、もうひとつは「不溶性食物繊維(水に溶けない)」です。
この両方をバランスよく摂取しないと便秘は改善されません。

水に溶ける水溶性食物繊維は下記のような食材に多く含まれます。

・海藻類(寒天、昆布、ひじき、わかめ、もずく等)
・果物類
・にんにく
・ごぼう
・納豆
・豆みそ

水溶性食物繊維は水に溶け、腸内でゲル状となり有害物質を吸着して排泄してくれます。

水分を含んで膨らむ不溶性食物繊維は下記のような食材に多く含まれます。

・穀類(そば、ライ麦等)
・豆類( 大豆、小豆、えんどう豆等)
・野菜類(ごぼう、切干大根、ブロッコリー、たけのこ、とうもろこし等)
・イモ類( さつまいも、里芋、山芋等) 
・きのこ類(えのき茸、きくらげ、しいたけ等)

不溶性食物繊維は腸内で水分を含むと数十倍に膨らみます。
膨らんだ不溶性食物繊維は腸壁を刺激して便を排泄するための機能である、ぜん動運動機能を高めてくれます。

ここで注意して頂きたいことは、不溶性食物繊維を摂取する際にはたっぷりの水分も同時に摂取することです。
不溶性食物繊維だけを摂取していると逆に便が硬くなってしまいますので気をつけてください。

便秘を改善してくれる要素として食物繊維は有名ですが、単純にたくさん摂取すれば良いわけではありません。
食物繊維の摂り過ぎは逆に便秘の症状を悪化させることもありえます。
食物繊維は栄養素を吸着するので、その吸収を阻害します。
そのため食物繊維の過剰摂取はビタミンなどの吸収率を低下させます。

良質な食物繊維を簡単に摂取したい方には青汁がおすすめです。


2.食生活を変える

老廃物の排泄がうまく機能していない腸内環境を改善させるためにはその原因となった食生活の改善が絶対に必要です。
油モノ、加工食品、添加物は腸内環境に負担を与えます。
コーヒー、コーラ、ハンバーガー、インスタントラーメンなどの即席な食品を食べ続ければ腸内環境はますます悪化していきます。

腸内環境を改善するには食生活を、脂分の多い洋食からヘルシーな和食に切り替えましょう。
そしてなるべくは即席な食品は食べずに、自分で料理をしたものを食べましょう。


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腸内に滞り腐ってしまった老廃物を排泄するための方法として食物繊維をご紹介しましたが、ただ単純にたくさんの食物繊維を摂取すれば良いというわけではありません。
食物繊維は摂取し過ぎたり、水溶性・不溶性のバランスが悪かったりすれば逆に悪化する場合があります。
何事もほどほどが大事なのです。

一度悪化した腸内環境を改善するためにはそれなりに時間がかかります。
食生活を改善し、食物繊維をバランスよく摂取することを長い時間をかけて続けることで腸内環境は徐々に正常に機能するようになっていきます。
即効性のある方法などは存在しませんので、長い目で改善に取り組みましょう。