腸を弱らせる行為

暴飲・暴食

美味しいものやお酒、ビールは美味しいがゆえにお腹いっぱい摂取したくなります。
しかし、暴飲暴食が腸内環境に与えるダメージは想像以上に大きいのです。

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口から摂取した食物やお酒、アルコールなどは、胃で分解され、小腸でほとんどが消化吸収されます。
残りは大腸で消化吸収され、また、大腸は毒素が体内に侵入することを防ぎ、排泄する役割があります。

現代社会で生きる以上、私達が口にするものには添加物や保存料など、体内にとっては毒素となりうるものを食べて生きています。

この毒素を含んだ食事の量が増えればどうなるでしょうか?
大腸は食事量に応じた仕事をこなさなければいけなくなります。
それこそ24時間休まる暇なく働き続けなくてはいけない状態になります。

食べ過ぎ、飲み過ぎの翌日、身体がだるく疲れている時はありませんか?
それは腸が休まることなく働いていたために起こる症状です。

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このような生活習慣が続くと、腸内環境はどうなるでしょうか?

まず、腸内細菌のバランスが崩れます。

腸内環境には善玉菌悪玉菌、そして日和見菌(ひよりみきん)が存在します。

善玉菌とは、人体に有益な菌のことです。
悪玉菌とは、人体に有益ではない菌のことです。

そして日和見菌とは、腸内に善玉菌が多くいれば善玉菌となり、逆に悪玉菌が多ければ悪玉菌となる菌のことです。

この細菌バランスは、善玉菌:悪玉菌=7:3が理想とされています。

しかし、暴飲暴食を続けていると、体内に送られる毒素の量が増え、善玉菌による排除が追いつかなくなります。
やがては善玉菌が減少し、悪玉菌が増殖します。
そうなると腸の排泄機能が低下して、老廃物である便を腸内に長い時間、留まってしまうことになります。

さらに悪玉菌は毒素を出すようになり、腸壁を傷つけ始めます。
この傷ついた腸壁から毒素や未消化物などが血液に侵入してしまいます。

本来は侵入することのない毒素や未消化物が血液に侵入することによって、血液はドロドロになり、身体に必要な栄養を全身にスムーズに送ることができなくなります。

こうなってしまうと怖いのが生活習慣病の発症です。

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暴飲暴食を繰り返し、腸内環境を悪化させ、血液がドロドロになった状態によって発症する生活習慣病には下記があります。


1.動脈硬化

文字通り、動脈が硬くなることです。
これは、血液に侵入したコレステロールがこぶのように血管内に溜まってしまう状態です。

この動脈硬化が進行し続けるとやがては、狭心症心筋梗塞脳梗塞閉塞性動脈硬化症などを引き起こします。


2.高血圧

高血圧とは安静状態での血圧が慢性的に正常値よりも高い状態のことを言います。
高血圧になると、血管に常に負担がかかるため、血管の内壁が傷ついたり、柔軟性がなくなって硬くなったりします。

この高血圧を放置していると、動脈硬化脳卒中虚血性心疾患腎障害動脈瘤を引き起こし、命を落とす危険性があります。


3.脳卒中

脳卒中とは脳の血管がつまる脳梗塞と、脳の血管が破れて出血する脳出血くも膜下出血のことを言います。

脳卒中を発症するち、半身マヒ手足の痺れなどの後遺症が残る場合があります。


4.糖尿病

糖尿病とは血糖値が高くなる病気です。
糖尿病になると、エネルギーを必要としている細胞の中にブドウ糖が運ばれなくなり、血液の中に溢れてしまいます。

糖尿病の怖いところは合併症です。
高脂血症脂質異常症糖尿病網膜症白内障などを引き起こします。


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以上のように、暴飲暴食がもたらす身体への危険性は想像以上です。

普段から腸に負担をかけないよう、食生活を改善し、適度な運動を習慣化して腸内環境を整える必要があるのです。