腸によるトラブル

太りやすく、痩せにくくなる

「あまり食べていないのに、すぐに太ってしまう・・・」
「太りやすいし痩せにくい・・・」

そうした悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?

その原因は腸内環境の悪化が関係している場合があります。

それでは、その原因についてみていきましょう。

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腸内環境には腸内細菌が存在しています。
腸内細菌には善玉菌悪玉菌、そして日和見菌(ひよりみきん)という菌に分けられます。

善玉菌は身体にとって有益な菌のことです。

悪玉菌は身体にとって有益ではない菌のことです。

そして日和見菌は、善玉菌が増えれば善玉菌の味方をします。
逆に、悪玉菌が増えれば悪玉菌の味方をする菌です。

この悪玉菌は必要ないのかというと、そういうわけではありません。
悪玉菌は他の有害な菌をやっつける働きも持っています。

この善玉菌と悪玉菌の細菌バランスは7:3が理想とされています。
このバランスが崩れ、悪玉菌の比率が善玉菌よりも多くなると腸内環境は悪化します。

善玉菌が減少し、悪玉菌が増加すると、腸の機能が低下し、老廃物である便を長い時間、腸内に留まらせてしまいます。
やがて悪玉菌は毒素を出すようになり、腸壁が傷つき始めます。

腸が傷つくと、脂質を分解・吸収を正常にできなくなります。
また、傷ついた箇所から、本来は吸収されるはずのない老廃物有害物質が血液中に侵入します。

その結果、血液中のコレステロール中性脂肪が増え始めます。
また、血管の内側にコレステロールなど脂質が溜まり、血流が滞ってしまいます。

コレステロールや中性脂肪が増えて、血液はドロドロになってしまいます。
そのため、血行が悪くなり、身体の代謝は著しく低下します。

このため、太りやすく、痩せにくい身体になってしまうのです。

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近年、腸の機能が低下すると“やせるホルモン”の生成が悪くなり太りやすくなる可能性があることが分かってきました。

それは「GLP-1」と「PYY」というホルモンです。

GLP-1とは小腸の粘膜細胞から分泌され、食後に分泌量が増えると言われています。
このGLP-1は糖の吸収を抑えたり、インスリン分泌の効率を良くし、太りにくい身体作りに役立ってくれます。

PYYも同じく小腸の粘膜から作られます。
このPYYは満腹中枢を刺激して食べ過ぎを抑えてくれます。

これらホルモンは腸内環境が整っていれば小腸からたくさん分泌されるのです。

つまり腸内環境を改善すれば、太りにくくて痩せやすい身体を手に入れることができるのです。

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GLP-1とPYYを強化するための対策には下記があります。


1.乳酸菌を増やす

ヨーグルトキムチ漬物に多く含まれています。
また、乳酸菌のエサとなるオリゴ糖と食物繊維も同時に摂取する必要がありますので、玉ねぎキャベツごぼうなども摂取しましょう。


2.EPAを摂取する

EPA(エイコサペンタエン酸)とは、魚に含まれる油(オメガ3脂肪酸)です。
これを摂取するとGLP-1の分泌が促進されます。
EPAは、さばいわしアジさんまなどの青魚に多く含まれます。


3.女性は鉄分を積極的に摂取

鉄分は腸内の解毒機能に必要です。
しかし女性は生理があるため、鉄分が不足しがちです。
レバーパセリしじみ、またはサプリメントなどを摂取して鉄分を補いましょう。


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GLP-1とPYYという太りにくく痩せやすい身体を作ってくれるホルモンの分泌を促すためにはまずは善玉菌を増やし、腸内環境を改善する必要があります。

実際に腸内環境を改善しただけでダイエットに成功した事例もあります。

まずは食生活を見直して腸内環境の細菌バランスを理想的な状態にし、腸本来の機能を取り戻しましょう。