腸によるトラブル

老化が促進される

アンチエイジングという言葉を耳にしたことがあるかと思います。

美容と健康を手に入れていつまでも若々しい身体を保つというアンチエイジングですが、このアンチエイジングにもっとも重要なのが腸内環境の改善であるということをご存知でしょうか?

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私達は様々な食材を食べます。

食べた食材はで分解されて、小腸でほとんどが消化吸収されます。

大腸では小腸で吸収しきれなかった栄養素を消化吸収し、身体に必要な物質を生成して全身に供給しています。
さらに大腸は外敵であるウイルス有害物質の体内への侵入を防ぐ働きがあります。

私達が健康でいられるのはこれら腸のおかげであると言っても過言ではありません。
消化吸収されて身体に必要な物質を生成することで各器官の状態を常に正常に保てるように日々働いてくれているのです。

この腸内環境が悪化すると、消化機能や免疫機能が正常に働かなくなり、身体に必要な物質の生成はもちろん、腸自身も傷つき、その傷ついた箇所からウイルスや有害物質、不消化物など、本来身体に不必要なものまで血液に侵入させてしまうのです。

そうなると動脈硬化高血圧脳卒中などを発症する危険性が高まります。
また、ウイルス有害物質を排泄しようと、身体の最終的な排泄器官である肌に、肌荒れニキビアトピー性皮膚炎などとなって現れるのです。

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健康や美容などのアンチエイジングの肝となるのは腸内環境の細菌バランスです。
腸内環境には善玉菌悪玉菌、さらに日和見菌(ひよりみきん)が存在します。

善玉菌とは私達の身体に有益となる菌のことで、悪玉菌は私達の身体に害となる菌のことです。
そして日和見菌とは、どちらでもない菌です。

日和見菌は、腸内環境に善玉菌が多ければ善玉菌の味方となり、逆に腸内環境に悪玉菌が多ければ悪玉菌の味方をします。

なお、悪玉菌は必要ないのかというと、そんなことはありません。
身体にとって害にはなりますが、他の害となる菌を退治する役割も持っているのです。

上記のことから、この善玉菌と悪玉菌のバランスが非常に重要となります。

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善玉菌と悪玉菌の細菌バランスは7:3が理想的であるとされます。
この状態であれば腸内環境は正常に本来の働きをすることができます。

しかしこのバランスが崩れ、悪玉菌の比率が増えると、腸内環境は悪化していきます。
腸内環境が悪化すれば上述したように身体に必要な物質の生成をすることができません。
また腸の免疫機能も壊されますので、外敵であるウイルスや有害物質の血液への侵入を防ぐことができなくなります。

その結果、あらゆる症状を総称して「老化」してしまうのです。

では、腸内環境が悪化していることを判断するにはどうすれば良いのでしょうか?
その判断は便の状態によって知ることができます。

腸内環境の細菌バランスが理想的な状態であれば、色は黄色、もしくは黄色がかった褐色で臭いがあっても極端に臭くなく、バナナ状の便が排泄されます。

これが黒っぽい色悪臭がある便、もしくは軟便下痢が続くようであれば腸内環境の細菌バランスが悪い状態です。

また、腸のトラブルチェックのページで該当する項目が多いほど腸内環境にトラブルを抱えている可能性が高まりますので、チェックしてみましょう。

→【腸のトラブルチェック】はこちらから

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便で腸内環境の状態を確認したあとは、腸内環境を改善するためにできることを行いましょう。


1.善玉菌を増やす食生活に改善

油物、加工食品、添加物などを摂取し続けると腸内環境を悪化させます。
コーヒー、コーラ、ハンバーガー、インスタント食品などを食べる機会が多いようであれば、摂取を少なくするか控える必要があります。

善玉菌を増やすためにはヨーグルト味噌つけものなどの食材を食べる必要があります。
しかし、これだけを摂取するだけでは腸内環境は改善されません。
善玉菌のエサとなる食物繊維を摂取する必要があります。

食物繊維には水溶性食物繊維不溶性食物繊維の2つがあります。
食物繊維を摂取するにはこの2つをバランス良く摂取する必要があります。
また、不溶性食物繊維を摂取する際にはたっぷりの水分も必要ですので注意してください。

水溶性食物繊維を多く含む食材には下記が挙げられます。

・海藻類(寒天、昆布、ひじき、わかめ、もずく等)
・果物類
・にんにく
・ごぼう
・納豆
・豆みそ

不溶性食物繊維を多く含む食材には下記が挙げられます。

・穀類(そば、ライ麦等)
・豆類( 大豆、小豆、えんどう豆等)
・野菜類(ごぼう、切干大根、ブロッコリー、たけのこ、とうもろこし等)
・イモ類( さつまいも、里芋、山芋等) 
・きのこ類(えのき茸、きくらげ、しいたけ等)

この2つの食物繊維と善玉菌を多く含む食材の摂取によって腸内環境は改善されていきます。


2.生活習慣の改善

食事以外にも腸内環境を整える方法があります。

ひとつは適度な運動です。
ウォーキング軽いジョギングなどがおすすめです。
なお、激しい運動は逆に腸内環境を悪くする可能性があるので、注意しましょう。

これらの運動は腸と骨盤の間にある筋肉、腸腰筋(ちょうようきん)を鍛えられるので、排便力を高めることができます。
またストレスの解消にも繋がります。ストレスもまた、腸内環境を悪化させる要因の一つです。

さらに良質な睡眠規則正しい生活を心がけることで腸内環境は改善されます。


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以上のように、老化とは腸内環境の悪化であるサインでもあります。
何かしらの老化を感じているのであれば、腸内環境に目を向け、食生活や生活習慣を見なおしてみましょう。