腸によるトラブル

うつ病

一見すると腸とは関係なさそうなうつ病ですが、この病気にも腸内環境が密接に関係しています。

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癒やしや多幸感をもたらす神経伝達物質のセロトニンや、やる気を出させるドーパミンはすべて腸で作られます。
それらが脳に運ばれて腸から脳に気分を指令しているのです。

そしてうつ病の原因はセロトニンやドーパミンが脳内にほとんど存在しないことで引き起こされると言われています。

このセロトニンは、腸内細菌が存在しないと合成するためのビタミンが不足し、腸で作り出すことが出来なくなります。
そのため、脳にセロトニンを送ることができず、結果うつ病となってしまうのです。

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脳を動かしている「神経伝達物質」の元を作っているのは腸なのです。
うつ病は脳の神経伝達物質であるセロトニンやドーパミンが足りなくなっておこる病気です。
それら神経伝達物質を腸内細菌が作ることによってうつ病が治ると考えられます。

最近の研究にて、腸内細菌がうつ病や不安神経症を促している可能性が少なくともマウスの実験によって証明されました。

現代人にうつ病や自殺者が増えている背景には、食生活の乱れによって腸内環境が悪化腸内細菌が減少して脳の神経伝達物質を生成する力が弱くなってしまった為であるとも言われています。

腸内環境を改善すれば100パーセント治るとまではいきませんが、それでも10人中3人はうつ病が改善されるほど、腸内環境の影響力は強いのです。

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セロトニン生成を阻害する物質に活性酸素があります。

活性酸素はもともと私達の身体にとって必要な物質です。
体内に侵入した細菌やウイルスを殺菌、消毒してくれます。

しかしこの活性酸素には身体に悪影響を与えるといった面も持ち合わせています。
私達の細胞膜は不飽和脂肪酸という油で形成されています。
活性酸素はこの不飽和脂肪酸と結合することで過酸化脂質となって細胞を老化させてしまうのです。

この活性酸素は下記のような環境で多く発生します。


・食品添加物、残留農薬を含む食品の摂取
・濃度の高い塩素を含んだ水道水の飲用
・排気ガスやタバコ
・強いストレス
・電化製品からの電磁波や外界からの放射線、紫外線の影響


特にタバコは1本で100兆もの活性酸素を発生させると言われています。
油分の多い食生活も活性酸素の働きを活性化させてしまうので、摂取しすぎないように注意しましょう。

この活性酸素は「ファイトケミカル」という強い抗酸化作用のある物質によって活性化を抑えることができます。
エキストラバージンオリーブオイルにはこの抗酸化物質が多く含まれるとともに、腸内環境を改善してくれます。

料理の際にはサラダ油の変わりにこのオリーブオイルを代用してみてはいかがでしょうか?

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腸内環境を良くすると、ストレスを感じにくくなるという実験結果もあります。

2013年にCalifornia大学のMayer博士らが行った実験では、12人の女性に対してプロバイオティクスという腸に良い発酵乳を1日2回、4週間飲んでもらい、もう一方の11人の女性グループにはプロバイオティクスが入っていないミルクを飲んでもらいました。

4週間後、それぞれのグループに「怒り」や「恐れ」の表情の写真を見せて脳の反応を調べたところ、プロバイオティクスを摂取していたグループではストレスを感じにくくなっているという結果となりました。


このようにうつ病と腸内環境は非常に深く関係しています。
脳に十分なセロトニンやドーパミンを送ることができるように、食生活や生活習慣を見直して腸内細菌バランスを整えましょう。