腸によるトラブル

高血圧

高血圧は腸内環境の状態により大きく左右されます。
腸内環境は高血圧と密接に関係しているのです。

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現在の日本では高血圧の発症率は非常に高い生活習慣病です。
それでは、高血圧の原因とは何でしょうか?


1.脂肪分の多い食生活

近年はいつでも好きなものを食べることができます。
外食が多かったり、手軽なインスタント食品を利用する機会が多かったり、その食生活は乱れています。
脂肪分の多い食事はおいしい反面、悪玉コレステロール中性脂肪を多く含んでいます。
これらは腸内の悪玉菌を増殖させてしまいます。
その結果、老廃物は腸内に長く留まることとなり、便秘などの症状が現れるのです。


2.腸内環境の悪化による消化吸収機能の低下

悪玉コレステロールや中性脂肪ばかりを摂取した生活を続けていると、腸内環境は悪化していきます。
悪玉菌が増殖し、腐敗した老廃物は毒素を出し、腸壁を傷つけます。
傷ついた腸壁から悪玉コレステロールや中性脂肪、その他の余分なものまで血液に吸収されてしまいます。
吸収された悪玉コレステロールや中性脂肪は血管内に付着して収縮し、動脈硬化へと繋がります。
それが結果として高血圧に繋がるという悪循環が生まれます。


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中性脂肪や悪玉コレステロールを絶対に食べてはいけないわけではありません。
そもそもコレステロールとは細胞膜や筋肉をつくるホルモン、栄養分の分解や吸収をする胆汁酸の原材料としての役割があります。

悪玉コレステロールとはこれらの役割を持つコレステロールを体内に供給する役割があります。

しかし、中性脂肪が増えすぎると悪玉コレステロールも増えすぎてしまい、増加しすぎた悪玉コレステロールは血管に留まり動脈硬化を引き起こします。

乱れた食生活を続け腸内細菌のバランスが乱れ増殖した悪玉菌が毒素を出し、腸壁を傷つけます。
そこから悪玉コレステロールが侵入し、血管内に留まってしまうのです。

結局のところ、すべての元凶は食生活なのです。
乱れた食生活がまず腸内環境を破壊します。
破壊された腸内から血液を通して全身に広がり、あらゆる病を発症するのです。

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高血圧の怖いところは多くの合併症です。
高血圧が続くと下記のような病気を発症します。


1.脳卒中

突然、片側の手足の麻痺やしびれ、呂律が回らない、激しい激痛、意識が朦朧とする意識混濁(いしきこんだく)などの症状が起こります。


2.虚血性心疾患(きょけつせいしんしっかん)

冠動脈の閉塞などにより心筋への血流が阻害され、心臓に障害が起こる疾患の総称です。


3.腎障害

急激に腎機能が低下する症状です。
尿から老廃物を排泄できなくなり、体内の水分量や塩分量などを調節することができなくなります。
その結果、尿量の減少やむくみ、食欲不振、全身の倦怠感などの症状が現れます。


4.動脈瘤(どうみゃくりゅう)

動脈は血液を全身に送る役割を担っています。
動脈瘤とはその動脈が風船のように膨らんでしまう症状です。
いったん膨らんだ動脈は薬などで縮む可能性はありません。
それ以降は血圧を十分コントロールする必要があります。
動脈瘤の最も恐ろしいことは破裂です。
動脈の壁が割れて血液が外に出てしまい、意識がなくなり心臓も呼吸も止まってしまうという危険をはらんでいます。


以上のように、高血圧とは命をも脅かす危険な状態なのです。
高血圧を改善するためには腸内環境の善玉菌を増やすことが絶対に必要となります。

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善玉菌を増やすには食生活を見なおさなければなりません。
牛肉や豚肉を過剰に摂取することはやめて、野菜中心のヘルシーな和食に切り替えましょう。
また、下記のような食材を摂取して、善玉菌を増やすことができます。


・ヨーグルト
・納豆
・漬物
・野菜類(たまねぎ、ごぼう、ねぎ、にんにくなど)
・果物類(バナナなど)
・豆類(大豆など)


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私達の身体を形成しているのは食事です。
そして栄養素を消化、分解、吸収して全身に栄養を送る腸です。

この大事な腸内環境に負担をかけるような食生活はいずれ重大な病を発症する可能性があります。

たかが食事などとは思わずに、食事こそが病の元凶となりえるということを意識して食生活を改善していきましょう。