腸によるトラブル

免疫力の低下

免疫細胞全体の約6割が腸内に存在しています。
腸内には様々な腸内細菌が存在しています。
腸内細菌は外敵から守り、メタボリックシンドローム糖尿病などの生活習慣病をも防いでくれています。
私達は腸内細菌のおかげで生きていられます。
そしてほとんどの病気が腸内環境に左右されると言っても過言ではないのです。

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免疫ともっとも深い関わりを持っているのが血液です。
なかでも白血球がその重要な役割を担っています。
このために白血球は「免疫細胞」と呼ばれます。
そしてこの免疫細胞は腸によって作られます。

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腸によって作られた白血球は、血液中を流れ私達の身体を常に監視しています。
身体の中に細菌、カビ、ウイルス、有害物質などが侵入してくると、すばやく見つけて細菌を食べ尽くしてくれます。
また、血管にたまった脂肪や古い細胞、異物も食べて身体を内側からいつもキレイにしてくれているのです。
ゆえに免疫力を高めるということは白血球を常に元気にしてあげることが重要となります。

腸内環境が悪化していると、白血球の元気がなくなってしまいます。
その結果、免疫力が低下して、アトピー性皮膚炎喘息花粉症などのアレルギー反応が起こるのです。

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免疫力が低下する原因とは何でしょうか?


1.乱れた食生活

食生活は免疫バランスに大きな影響を与えます。
5大栄養素であるたんぱく質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルを十分にバランスよく摂らなければ免疫に働く組織がうまく機能しません。
現代社会には加工食品、インスタント食品、ファストフードが多く存在し、バランスの良い十分な栄養を摂取する機会が減少しています。
食の欧米化が進み、肉を食べる機会が増えましたが、肉に含まれる動物性たんぱく質を摂り過ぎると免疫バランスを崩します。
動物性たんぱく質は消化に時間がかかり、腸内で腐敗発酵を起こし、たくさんの悪玉菌などの毒素が生成されてしまいます。
そうなると腸内環境は悪化し、元気な白血球を生成することもできなくなり、結果免疫力が低下するのです。


2.過度のストレス

ストレスを感じると身体は意図的に免疫力を下げます。
これはストレスの原因となっている敵と戦うために免疫系エネルギーを減らし、脳や筋肉に血液量を増やすためです。
しかしそうなると臓器や皮膚などへの血液量が減少しますので、その状態が長く続けば便秘、下痢、頭痛、肩こり、めまい、肌荒れなどのトラブルを引き起こします。
まさに「病は気から」。
心を整えることも免疫力を高めるためには重要なことなのです。


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それでは、免疫力を高めるためにはどうすれば良いのでしょうか?


1.適度な睡眠をとる

睡眠と免疫は深く関わっています。
睡眠不足が続くと免疫力が低下して病気にかかりやすくなります。
たとえ眠れなくとも目を閉じて身体を横にして休めば免疫力は高まると言われています。
出来るだけたくさんの睡眠をとるようにしましょう。


2.継続的に運動をする

免疫力を高めるために運動が必要なのは、運動することで免疫細胞である白血球の働きが活発になるからです。
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動の継続が免疫力を高めると言われていますので、無理のない範囲で継続的に運動をしましょう。


3.バランスの良い食事を心がける

現代社会の食生活は偏り、栄養バランスが乱れ腸内環境が悪化し、その結果、免疫力が低下することが懸念されています。
やはり免疫力に一番大事なのは食事です。
バランスよく栄養をとり、腸内環境を改善して元気な白血球を作ってあげることです。

白血球を元気にしてくれる食品は下記のようなものがあります。

・野菜(大根、なす、キャベツ、ほうれん草など)
・果物(バナナ、パイナップル、ぶどうなど)
・豆類(大豆、納豆、味噌など)
・海藻類(ひじき、昆布など)
・きのこ類
・魚類
・ヨーグルト
・緑茶

肉は食べてはいけないわけではありませんが、あまりにも多くの動物性たんぱく質の摂取は腸内環境を悪化させますので、肉の食べ過ぎには注意しましょう。