腸内環境改善法-食生活

腹八分目を心がける

お腹いっぱい食べて満足し、急激な眠気でそのまま寝てしまうという経験をしたことがあるかと思います。

特に空腹時に好きな食べ物をお腹いっぱい食べると満足した気分になります。

しかし、満腹まで食べるという行為は腸にとてつもない負担をかけているのです。

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お腹いっぱいまで食べると眠くなるという現象は、胃や小腸、大腸などの消化器官にとても大きな負担をかけているために起こります。

満腹まで食べるということはそれだけ消化に時間がかかっているということです。
お腹いっぱい食べたり、お酒を飲み過ぎたりした翌朝は疲労感を感じやすいのはそのためです。

眠っている間も腸は消化のためにせわしなく働いているのです。
本来は寝ている間に副交感神経が活性化され、腸内は休息するのですが、腸に未消化物が残っていては休むことができません。

このような生活は腸内環境を悪化させる原因になり、あらゆる病を引き起こすことになります。

お腹いっぱいまで食べる生活を続けると、腸はすべてをしっかり消化吸収することができなくなっていきます。
消化吸収されなかった食べ物は腸の中で異常発酵、つまり腐敗します。

腐敗した老廃物は毒素を出し、腸の機能を低下させ、老廃物を腸内に長く留まらせる便秘となります。
やがて毒素が腸壁を傷つけ、そこから毒素や未消化物が血液に侵入し、身体中に散らばってしまうのです。

身体中に散らばった老廃物や毒素はやがて最終的な排泄器官である肌にニキビ肌荒れとなって排泄されていきます。

また腸内環境が悪くなると、血管にコブができ動脈硬化を引き起こし、脳梗塞心筋梗塞などを発症する可能性を高めてしまいます。

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逆に腹八分目を守ると胃腸が食べ物をきちんと消化吸収でき、栄養をしっかり身体に取り込むことができます。
また、腸の機能は安定しますので、老廃物はスムーズに排泄されます。

さらに、消化のために必要な酵素ビタミンミネラルなども無駄遣いされることがなくなるので、健康で美しい身体を保つためにエネルギーが使われるようになり、アンチエイジング効果も期待できるのです。

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日々の食生活を腹八分目に抑えるためには下記のような対策方法があります。


1.よく噛んで食べる

よく噛んでゆっくり食べましょう。
しっかり噛まずに早食いすると、腸に負担をかけ新陳代謝が低下し、太りやすい身体になってしまいます。

腸壁が吸収できる大きさは15ミクロン(1000分の15ミリメートル)で、それより大きな塊は吸収されずに排泄されてしまいます。
このため、よく噛んで食事をしないと、せっかく酵素(=エンザイム)を多く含む良い食べ物を摂取しても、ほぼ吸収されません。

また、よく噛んで食べずに消化吸収されなかった食べ物は腸内で異常発酵を起こし、腐敗します。
腐敗したものはやがて毒素を発生させます。
この毒素の解毒に大量の酵素が消費されてしまいます。

最低1口30回、理想は50~70回程度を目安に、よく噛み、さらに食事は20~30分ほどかけてゆっくり食べましょう。
満腹中枢が刺激されるのは食事を始めてから約20分と言われているためです。


2.野菜やスープなどを先に食べる

お腹いっぱいにならないと満足できないという人は肉類や揚げ物は控え、野菜でお腹を膨らませましょう。
野菜に含まれる食物繊維は腸内環境の善玉菌のエサとなり、元気にしてくれます。

また、野菜もかぼちゃやきのこ類など腹持ちの良いものを摂るなど、工夫してみましょう。


3.お皿を変える

食器類をいつもより小さめのものに替えてみましょう。
特にご飯お茶碗を小さめにするだけでかなりのカロリーカットに繋がります。

逆に野菜やきのこ・海藻・こんにゃくなどを使ったサラダを盛り付ける器は大きなものにして構いません。


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お腹いっぱい食べるということは気持ちのよいものです。

しかし、その反面、身体にはとてつもない負担を強いていることになります。

腹八分に病なし腹十二分に医者足らず」というように、食べ過ぎないということが健康な身体を保つための秘訣なのです。