腸内環境改善によるメリット

冷え性の改善

冷え性とは、寒いわけではないのに手足が冷える、ベッドに入っても足が冷たいまま、というように、身体全体は寒さを感じないのに、部分的に冷えを感じる症状を言います。

特に女性に多い症状です。
末梢の血管の血行が悪くなることで起こり、特に心臓から遠い手足に冷えが生じます。

この冷え性、実は腸内環境に大きく左右されるのです。

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腸内環境の細菌バランスは善玉菌と悪玉菌で7:3が理想的です。
しかし、この善玉菌が減少し、悪玉菌が増えると、老廃物が腸内に長い時間留まる便秘になります。

長い時間腸内に便が留まると、やがて毒素が腸壁を傷つけ、そこから有害物質未消化物が血液に侵入します。
本来は混じることのない有害物質や未消化物が血液中に含まれてしまうと、血液はドロドロとなり、栄養素や酸素をスムーズに全身に送ることができなくなります。

その結果、新陳代謝が低下し、血行も悪くなるので、冷えが生じるのです。

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手足の冷え性の他にも「内臓型冷え性」という症状もあります。
これは文字通り、内臓が冷えてしまうことです。

お腹の上に手のひらを当ててみてください。
少し冷たく感じる方は、内臓型冷え性の可能性があります。

内臓が冷えるということは、内臓に十分な血液が届いていないということになります。

この内臓型冷え性はどういった原因で起こるのでしょうか?


1.冷暖房などによる体温調節機能(自律神経)の異常

人は本来、寒い時は内臓を温めるために手足などの末端部分の血管を収縮させ、内臓に血液を集めますが、冷暖房などによって体温を調節する自律神経が異常を起こし、手足の末端部分の血管が収縮できなくなります。

夏場は特に、室内と外との温度差が激しいので、自律神経を狂わせやすくなります。


2.冷たい飲み物・食べ物を摂取する

人間の体内温度は常に37度~38度ほど必要です。

現代社会では、いつでもすぐに冷たいものを口にすることができます。

エネルギーというのは燃焼してはじめて大きく利用できるものです。
ですので、熱を奪うようなことをすれば、エネルギーの無駄遣いをすることになり、結果、さまざまな病気の原因になる可能性があるのです。

冷たいジュースや冷たいアイスクリームなどを冬に食べる行為は、実はとても危険な行為なのです。


3.運動不足

運動をする習慣が少ない方は筋肉量が少ないため、血液の流れが悪く、内臓を冷やす傾向にあります。


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冷えた場所に長時間いたり、冷えた飲み物や食べ物を摂取することは、腸内を冷やすことにつながります。

それでは、冷え性を改善するためにはどのようなことに気をつければ良いのでしょうか?


1.規則正しく、バランスの良い食事

冷え性の原因としては食生活が大きく関わっています。
冷たい飲み物や冷たい食べ物は腸内を冷やしてしまいます。
また、朝食を抜いたり、過剰なダイエットなどは、排便のサイクルを作れず、便秘になり、腸内環境を悪化させますので、規則正しく、バランスの良い食事をきちんと摂りましょう。

また、冷たい飲み物は避け、温かい飲み物を摂りましょう。

便秘は冷え性を起こしやすくしますので、腸内環境の善玉菌を増やすよう心がけましょう。
善玉菌を増やすには、毎日ヨーグルト乳酸菌飲料つけもの味噌納豆などを摂取し、さらに善玉菌のエサとなる食物繊維も同時に摂取する必要があります。

海藻類果物類に含まれる水溶性食物繊維や、穀類豆類野菜類に多く含まれる不溶性食物繊維をバランスよく摂取しましょう。


2.ウォーキングをする

便を排泄するための機能であるぜん動運動を活性化させることで、便秘を改善することができます。
ウォーキングによってこのぜん動運動の活性化と腸腰筋(ちょうようきん:便の排泄をサポートする筋力)が鍛えられます。

目安としては1日に9000歩、およそ1時間半のウォーキングが理想的です。
帰宅途中、一駅分歩くなどの生活習慣を身につけましょう。


3.汗をかかない程度の厚着をする

冷え性改善のために厚着をしている方は多いかと思いますが、ただ厚着をすれば良いというわけではありません。
厚着をして汗をかいてしまっては、逆に冷えを促進させてしまいます。

冬場は特に温かい室内で厚着をしたままだと汗をかいてしまいますので、十分考慮した服装を心がけましょう。


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手足の冷え性や内臓型冷え性の大きな原因の一つには腸内環境の悪化が挙げられます。

日々の食生活を見直して改善し、適度な運動を生活習慣に取り入れて、体質を改善しましょう。