腸内環境改善によるメリット

元気の維持・情緒の安定

最近なんだか元気がでない・・・
気分の浮き沈みが激しくて安定しない・・・

このように一見すると心に関係しているような気分の問題ですが、腸内環境が悪化していると元気が出ない、情緒が安定しないという症状が現れます。

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元気の維持や情緒の安定には、セロトニンドーパミンなどの脳の神経伝達物質が必要です。

セロトニンとは心のバランスを整える作用のある神経伝達物質です。

セロトニンには交感神経系と連動して、体内時計を調節し、活発に活動できる状態を保つ働きがあります。
ドーパミンやノルアドレナリンの作用を制御して、気分や感情のコントロール、衝動行動や依存症の抑制も担っています。

ドーパミンとは快感多幸感を得たり、意欲を感じたりするために必要な脳内ホルモンです。
このドーパミンが不足するとパーキンソン病を発症しやすくなります。

これらセロトニンとドーパミンは「幸せ物質」と言われ、セロトニンとドーパミンが正常に分泌されていれば、人間は前向きなきもちになり、幸福であると実感できることが分かっています。

セロトニンやドーパミンが不足しているときの症状には下記があります。

・疲れやすい
・ぼーっとする
・やる気が起きない
・集中力がない
・怒りっぽくなる
・イライラする
・キレっぽくなる
・落ち込みやすい
・過食、拒食
・偏頭痛
・うつ病
・統合失調症
・パニック障害

以上のように、セロトニンとドーパミンは気分をコントロールする脳内ホルモンなのです。

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この精神状態を左右するセロトニンとドーパミンは、実は腸内で作られているのです。

セロトニンはトリプトファンから作られ、ドーパミンはフェニルアラニンから作られています。
トリプトファンとフェニルアラニンはほとんどが腸内で合成されています。
トリプトファンに至っては95パーセントが腸内で作られているのです。

セロトニンは腸から送られたトリプトファンが脳内によって合成されて作られています。

つまり、腸内細菌がたくさんのトリプトファンとフェニルアラニンを作ることができれば、脳に十分送られて、幸せ物質を生成して、良好な精神状態を作ることができるのです。

しかし、腸内環境が悪化すると、トリプトファンやフェニルアラニンを十分生成することができず、セロトニンとドーパミンが不足して、うつ病などを発症するリスクが高まってしまいます。

さらにここに強いストレスが長く続いてしまうと、腸内環境はカテコラミンの分泌を増やします。
そうなるとカテコラミンを持つ大腸菌が増殖し、腸内細菌のバランスがさらに崩れることになります。

脳に必要なセロトニンやドーパミンを十分に生成することができず、元気が出なくなり、情緒も不安定となります。
この状態自体がストレスとなって腸内環境が悪化してどんどんうつ状態に近づいてしまうという悪循環に陥るのです。

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元気が出ない、情緒が安定しないなどの症状に悩んでいる方は、カウンセリングや精神安定剤などを用いている場合が多いと思いますが、それよりもまず腸内環境の改善に取り組む必要があります。

腸内細菌のバランスが崩れていますので、善玉菌を増やし、腸内環境を改善させることがまずは重要です。

それでは、腸内環境を改善させるための方法を考えていきましょう。


1.食生活の改善

元気が出ない、情緒が安定しない、このような原因として、食生活を考えることはなかなかできないかもしれません。

しかし、気分を左右している脳内物質も、日々の食事の栄養素を腸内が消化吸収、ホルモン生成から成り立っているのです。
たかが食事などとは思わないでください。
むしろ、身体のすべては食事によって形成されているのです。
セロトニンやドーパミンが精神状態を左右するのですから、心も食事に左右すると言っても過言ではないはずです。

セロトニンやドーパミンを十分生成できるようにするためには、腸内の善玉菌を増やしてあげることが必要です。
善玉菌はヨーグルト漬物味噌納豆キムチなどの発酵食品に多く含まれています。
これらの善玉菌を毎日摂取し、その数を増やしてあげましょう。

さらに、善玉菌も生き物ですから、そのエサとなる食物繊維が必要です。

海藻類果物類に含まれる水溶性食物繊維と、穀類豆類野菜類に多く含まれる不溶性食物繊維をバランスよく摂取しましょう。


2.生活習慣の改善

不規則な生活リズム睡眠不足運動不足は腸内環境を悪化させ、神経伝達物質の生成が十分に行われなくなります。

このような生活が続くとセロトニンやドーパミンが脳内に不足し、うつ病を発症する可能性が高まります。

ある程度決められた時間に起きて、1日3食バランスよく食事をし、軽い運動をして、決められた時間には寝るよう心がけましょう。


3.ストレスの解消

強いストレスが長く続くと、腸内環境は悪化します。

現代社会において、ストレスは切っても切れない関係です。

しかし、生活の中に適度な運動を習慣化したり、好きな音楽を聞く時間を持ったり、趣味の時間を持つなど、できるだけストレスを解消できそうな楽しいことを見つけ、ストレスを軽減できるように心がけましょう。


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元気がない、情緒が安定しない、このような一見すると心に関係している症状の原因の一つとして、腸内環境を考える機会はなかなかなかったかと思います。

しかし、「幸せ物質」であるセロトニンやドーパミンは日々の食事の栄養素から腸内細菌が生成しています。

このセロトニンやドーパミンが十分に脳内に送ることができれば、元気も出てきて、情緒も安定し、やる気や集中力に満たされ、脳は幸せを実感する機会が増えるのです。

良好な精神状態を保つためには、腸内環境が良好である必要があります。
日々の生活習慣を見直し、改善できることがないか、考えてみましょう。